はじめまして、40代後半主婦のひめりんごといいます。
2023年3月30日は身長が158㎝で体重が66.5キロありました。こんなお腹でした。
これはやばいと思い、ダイエットをはじめました。
友達が糖尿病の薬のメトホルミンとフォシーガという薬を飲むダイエット(メディカルダイエット)をやると痩せたと言っていたので、私もやってました。
- 体重の推移
- ダイエット中のツイート
- 次の目標は体脂肪率30%
- メトホルミンとフォシーガは個人輸入サイトから通販で買った?
- 個人輸入でメトホルミンやフォシーガを購入するメリット
- 個人輸入の注意点、気を付ける点
- メトホルミンとフォシーガの副作用について
- メトホルミンは個人輸入で購入
- チョコザップで運動開始
- 63キロを目指す!メトホルミンダイエットで実践する食事メニュー
- メトホルミンダイエットで変わったこと~40代主婦のダイエット体験談~
- メトホルミンダイエットで成功するためのコツと注意点
- メトホルミンダイエットで健康的に理想の体重に!40代主婦が実践した方法とは?
- メモ
- メトホルミンを飲み始めた理由とその背景
- 1年目:体重の変化と副作用のリアル
- 2年目〜3年目:生活習慣と併用した工夫
- 4年目で感じた“本当の効果”とは
- これから始める人へのアドバイスと注意点
- まとめ
体重の推移
こんな感じで体重は減っていきました。
2023年3月30日:66.5キロ(スタート)
5月1日:64.4キロ
6月4日:63.3キロ
7月10日:60.8キロ
8月1日:60.0キロ
9月2日:58.4キロ
10月1日:57.5キロ
11月4日:56.9キロ
12月3日:56.4キロ
2024年1月8日:57.0キロ
2月3日:58.0キロ
3月4日:56.3キロ
24月2日:57.0キロ
5月2日:56.2キロ
6月4日:56.1キロ
7月5日:57.1キロ
56キロから57キロの間まで痩せることができました。
グラフにするとこんな感じです。
結果として10キロほど痩せました。
10キロ痩せると久しぶりに会う友達から痩せたねとかきれいなったねとか言われるので、嬉しいです。
みんながみんな10キロ痩せれるわけではないかもしれませんが、私の場合は特に、特別な運動とか、食事制限とかしないでも痩せれたので、興味のある方は一度試してみたらいいかなと思います。
ダイエット中のツイート
おはようございます。
実家なのであの年季の入った体重計で測ってみました。
やっぱり、、、太ってる。。
メモリが毎回違う、大体59kgくらい🤣🤣🤣
実家の🍅とバジルで作りました pic.twitter.com/YDu6odDtLt— ひめりんご@40代女がメトホルミンとフォシーガでダイエットしてます (@diet20230330) August 12, 2023
毎日 メトホルミン500mg フォシーガ5mg
ここから買っています。
3月にセットで買ったけどいまだに残ってるので本当にコスパよくて8kg痩せててマジで嬉しい♪
📷https://t.co/m7owDSG0K1 #adhttps://t.co/eEF2Z7gosk https://t.co/T751veW6ne— ひめりんご@40代女がメトホルミンとフォシーガでダイエットしてます (@diet20230330) August 21, 2023
次の目標は体脂肪率30%
メトホルミンとフォシーガのダイエットですが、最初は割と体重が減ってきたのですが、最近はあまり体重が減らず、そろそろ、体重は減らなくなったかなと思いましたが、
やっぱり継続すると減るので、これからも頑張って、次は体脂肪率30%を目指して痩せたいと思います。
体脂肪率30%にはメトホルミンとフォシーガを飲むだけではなく、
食事制限をしたり、
少しは運動をしないといけないかもです。
メトホルミンとフォシーガは個人輸入サイトから通販で買った?
メトホルミンとフォシーガは糖尿病の薬です。
病院で普通に保健適用で処方してもらうには、病院で糖尿病と診断してもらうことが必要です。
自由診断と言って、保健適用外でメトホルミンやフォシーガを処方してくれる病院もありますが、そういう美容系の専門の病院でないと、なかなか自由診断でメトホルミンやフォシーガを処方してもらえないようです。
自由診断の場合、メトホルミン500㎎を60錠処方してもらうと月約3000円薬代がかかり、別に診察料、1,100円、送料1,100円、合計約5000円がかかります。
(ネットのGoogle検索で上位表示される某病院の場合)
フォシーガ5㎎は28錠で、18,000円、初診料5,000円、再診料3,000円がかかります。
(ネットのGoogle検索で上位表示される某病院)
どちらも病院で買うと値段は高いです。
それに対して、
個人輸入代行サイトから海外製のジェネリック錠を購入すると激安で購入できます。
メトホルミンのジェネリックのグルコファージ1000㎎を400錠まとめ買いすると1錠あたり21円で購入できます。
1ヶ月分だと600円ですみます。(朝半錠500㎎、夕方半錠500㎎服用した場合)
フォシーガのジェネリックのダパグリフロジンを200錠まとめ買いすると、1錠10㎎あたり約98円で購入することができます。
フォシーガは1回あたり5㎎なので、半分にカットして服用です。そうすると1回あたりは約49円ですみます。
1ヶ月分にすると1,500円ですみます。
メトホルミンもフォシーガも病院で処方してもらうより、個人輸入で海外製のジェネリック品をまとめ買いした方が激安で購入できます。
そのため、メトホルミンとフォシーガを個人輸入代行サイトから購入しました。
個人輸入でメトホルミンやフォシーガを購入するメリット
個人輸入でメトホルミンやフォシーガを購入するメリットは2つです。
・値段が安い
・自宅にいたまま注文できる
値段については上で説明しました。
そして、自宅にいたまま注文できるのもメリットです。
病院に行くと、半日はつぶれます。近所に、なければ、病院に行くまでの、交通費や時間もかかります。
それに対して、個人輸入ならネットで5分もかからず買えるので便利です。
個人輸入の注意点、気を付ける点
個人輸入で買う場合、次点に気を付けて買ったらいいと思います。
・信頼できる(実績のある)サイトから買う。
・注文から到着まで時間がかかる。
・服用方法、副作用など医師の説明がない
・クレジットで買う場合、請求先の名前がサイト名と違うことがある
実績があるサイトから買う
個人輸入サイトはたくさんあります。私はいつもオオサカ堂、ユニドラから買っています。
このあたりのサイトなら問題ないと思っています。
いずれにしろ実績のあるサイトから買ったらいいと思います。
注文から到着まで時間がかかる
個人輸入は発送先が海外になります。
注文して、翌日や翌々日に届くことはありません
だいたい、一週間から10日、二週間ぐらいはかかります。
急ぎの方は、個人輸入を使わないように、
常備薬に使っている方は無くなる前に迅速に購入しておいたらいいと思います。
服用方法、副作用など医師の説明がない
ネットで調べれば、服用方法とか、副作用も分かりますが、医師が事前に説明してくれることがないので、あらかじめ、ネットで良く調べておくといいと思います。
分からない方、不安な方は、個人輸入を使わない方がいいと思います。
クレジットカードの請求先の名称に注意
クレジットカードで購入した場合、請求先の名前がサイト名ではなく、運営会社や代行会社の場合があり、突然、知らないところからの請求でビックリすることがあります。
クレジットカードで注文した場合、支払い先の名称は確認しておいたらいいと思います。また、支払い日や支払い価格をメモしておくといいと思います。
メトホルミンとフォシーガの副作用について
メトホルミンとフォシーガには次のような副作用がありました。
メトホルミンの副作用
メトホルミンの副作用には下痢、酷い下痢、水下痢があります。
私は最初、下痢がメトホルミンの副作用と知りませんでした。
体調が悪いのかなと思っただけでした、が、何日も続くので、心配になってネットで調べたら、メトホルミンの副作用の下痢でした。
しばらく服用すると慣れて、下痢は治まりますが、下痢になったら、服用量は減らしたらいいと思います。
例えば、500㎎飲むと下痢になる人は250㎎に
250㎎で下痢になる人がいたら、125㎎に減らしてみるのがいいと思います。
そして、慣れてきたら、250㎎や500㎎に増やすといいと思います。
フォシーガの副作用
フォシーガの副作用には、尿の量が増えること、喉が渇くことがありますが、そんなに気になりませんでした。
また、フォシーガの副作用に低血糖症があります。
フォシーガを服用すると、尿から糖が排出されて、体内の糖分が少なくなります。
そうすると、無性に甘いものが食べたくなります。
普段食べないケーキとかが食べたくなります。
ここで、ケーキやご飯や麺など食べすぎると、体重は減らなくなり、場合によっては体重が増える方がいます。
痩せるためにはここは我慢したらいいと思います。
メトホルミンは、糖尿病治療薬として知られていますが、最近ではダイエットにも効果があると評判ですね。
特に私たちのような40代以上の女性にとっては、代謝が低下し、痩せにくくなってしまう傾向があるため、メトホルミンを飲むことがが有効なダイエット方法みたいです。
まず、メトホルミンがダイエットに効果的な理由は、血糖値を下げる効果があるそうです。
血糖値が上がりすぎると、体内に余分なエネルギーが蓄積され、脂肪として蓄積されるため、血糖値を下げることで脂肪を減らすことができます。
さらに、メトホルミンは、食欲を抑制する作用があるため、食事量を減らすことができます。
また、腸内環境を整えることで、腸内細菌のバランスを整え、脂肪の吸収を抑制することができるそうです。(本当かな?)
ただし、メトホルミンは医療用の医薬品なので、使用する場合は、医師の指導のもと、適切な量を摂取する必要があります。
また、副作用として下痢や吐き気などが起こる場合があるため、注意が必要です。
40代主婦がメトホルミンで効果的に痩せるためには、以下のポイントが重要です。
1,メトホルミンの適切な量を摂取する。(私は朝500㎎、夕方500㎎を服用)
2,食事量を減らし、バランスの取れた食事を心がける。
3,適度な運動を取り入れる。
4,睡眠をしっかりとる。
以上のような方法で、メトホルミンを効果的に活用し、健康的に痩せることができるようです。
副作用に注意しながら、安全かつ健康的にダイエットを行うようにしましょう。
メトホルミンは個人輸入で購入
メトホルミンは個人輸入代行サイトから購入しています。
私が買っているのはユニドラと言うサイトで商品はグルコファージというメトホルミンジェネリックです。
グルコファージは1箱100錠入っており、1個の大きさが1000㎎です。
ピルカッターで自分に合う大きさにカットして服用しています。
値段が1箱100錠で4000円ぐらいです。
1錠あたり約40円、半分にカットして500㎎を服用すると1回あたり約20円で激安です。
チョコザップで運動開始
最近、話題のチョコザップにも行って、簡単な運動を始めるようにしました。
63キロを目指す!メトホルミンダイエットで実践する食事メニュー
メトホルミンを利用したダイエットには、食事面での工夫が欠かせません。ここでは、63キロを目指す40代主婦が実践したメトホルミンダイエットでの食事メニューを紹介します。
【朝食】
・豆乳ヨーグルトにオートミール、果物を加えたボウル
・焼き魚と野菜たっぷりのスープ、ごはん、納豆
【昼食】
・ツナと野菜のサラダ、コンソメスープ、全粒粉パン
・豆腐と野菜の炒め物、雑穀ごはん
【夕食】
・鶏胸肉のグリル、野菜たっぷりのサラダ、雑穀ごはん
・キノコと鶏肉のスープ、白身魚のムニエル、蒸し野菜
【間食】
・プロテインスムージー
・焼きりんご、プチトマト
メトホルミンダイエットでの食事メニューは、主に低GI食品や野菜、豆腐などの低カロリー食品を中心に、バランスの良い食事を心がけることが大切です。また、脂質の摂取量を減らすことも重要です。
さらに、メトホルミンダイエットでの食事メニューに加えて、適度な運動も取り入れることが効果的です。例えば、ウォーキングやストレッチなど、身体に負荷がかかりすぎない程度の運動を日常的に行うことで、代謝を促進し、より効果的なダイエットを実現することができます。
ただし、メトホルミンは医師の指導のもとで適切に摂取する必要があります。また、個人差があるため、自分に合った食事メニューや運動内容を見つけることが大切です。
メトホルミンダイエットで変わったこと~40代主婦のダイエット体験談~
メトホルミンは糖尿病の治療薬として知られていますが、最近ではダイエット効果が注目されています。そこで、40代主婦がメトホルミンダイエットを実践してみた体験談をご紹介します。
40代主婦は、病気ではないものの、長年の不規則な食生活や運動不足が原因で体重が増加していました。そこで、健康的にダイエットをするためにメトホルミンダイエットに挑戦することにしました。
メトホルミンダイエットを始めた当初は、軽い吐き気や下痢といった副作用が現れましたが、数日で改善されました。食事面では、低GI食品や野菜、豆腐などの低カロリー食品を中心に食事を摂るように心がけ、脂質の摂取量を減らしました。
さらに、運動面でも日常的にウォーキングやストレッチなどを取り入れ、代謝を促進するようにしました。すると、約2か月で目標としていた63キロに到達することができました。体重だけでなく、体脂肪率や内臓脂肪も減少し、体型もスッキリとして健康的になったと実感しています。
また、メトホルミンダイエットを実践することで、食生活や運動習慣が自然と改善され、健康的な生活を送ることができるようになりました。ただし、メトホルミンは医師の指導のもとで適切に摂取する必要があります。個人差があるため、自分に合ったダイエット方法を見つけることが大切です。
メトホルミンダイエットで成功するためのコツと注意点
メトホルミンダイエットは、糖尿病の治療薬として使われるメトホルミンをダイエットに活用する方法です。しかし、効果的に痩せるためには、いくつかのコツや注意点があります。
まず、メトホルミンを服用する前には、医師と相談しましょう。ダイエット目的でのメトホルミン使用には、副作用やリスクがあるため、医師の指示を受けることが重要です。
次に、メトホルミンダイエットは、食事制限や運動などの基本的なダイエット方法と併用することが必要です。食事面では、低GI食品や野菜、豆腐などの低カロリー食品を中心に食事を摂るように心がけ、脂質の摂取量を減らしましょう。また、運動面では、日常的にウォーキングやストレッチなどを取り入れ、代謝を促進するようにしましょう。
さらに、メトホルミンを摂取する際には、正しい摂取方法に気を付けることが大切です。メトホルミンは食事と一緒に摂ることで、副作用を軽減することができます。また、摂取量やタイミングを守り、適切な量を摂取することが重要です。
また、メトホルミンダイエットは、短期間での急激な減量を目的とするものではありません。ゆっくりと体重を減らし、健康的なダイエットを心がけましょう。ただし、メトホルミンダイエットは、個人差があるため、自分に合ったダイエット方法を見つけることが大切です。
以上、メトホルミンダイエットで成功するためのコツと注意点についてご紹介しました。メトホルミンダイエットは、正しい方法で行うことで効果的に痩せることができますが、医師の指導を受け、健康的な生活を送ることが大切です。
メトホルミンダイエットで健康的に理想の体重に!40代主婦が実践した方法とは?
メトホルミンダイエットは、糖尿病治療薬として使われるメトホルミンをダイエットに利用する方法です。40代の主婦である私は、長年のダイエット失敗に疲れ果てていました。しかし、メトホルミンダイエットを始めてからは、健康的に理想の体重を目指すことができました。
メトホルミンダイエットを始める前に、医師との相談が必要です。私も医師の診断のもと、メトホルミンを処方してもらいました。ダイエット目的でのメトホルミンの使用には、副作用やリスクがあるため、医師の指導を受けることが重要です。
メトホルミンダイエットのポイントは、食事制限や運動を併用することです。私は、低GI食品や野菜、豆腐などの低カロリー食品を中心に食事を摂り、脂質の摂取量を減らすように心がけました。また、日常的にウォーキングやストレッチなどを取り入れ、代謝を促進するようにしました。
メトホルミンダイエットは、短期間での急激な減量を目的とするものではありません。ゆっくりと体重を減らし、健康的なダイエットを心がけることが大切です。私は、1か月に2キロ程度のペースで体重を落としていきました。
また、メトホルミンダイエットを始めたことで、食欲が抑えられ、夜間の過食が改善されました。さらに、血糖値の調整にも効果があるため、糖尿病予防にもつながります。
メトホルミンダイエットは、個人差があるため、自分に合った方法で行うことが大切です。医師との相談や基本的なダイエット方法との併用を忘れずに、健康的なダイエットを実践しましょう。
参考サイト:フォシーガ ダイエット
メモ
フォシーガとダイエットの関係: フォシーガがダイエットにどのような影響を与えるのか知りたいと思うかもしれません。フォシーガは、血糖値を下げる働きを持つことから、体重管理や食事制限との組み合わせでどのような結果が期待できるのかについて知りたいと思うかもしれません。
フォシーガの副作用とリスク: フォシーガの使用に伴う副作用やリスクについて知りたいと思うかもしれません。特に、ダイエット中にフォシーガを使用することによって、体への影響や健康上のリスクがあるのかについて知りたいと思うかもしれません。
フォシーガを利用したダイエットの効果: フォシーガを使用したダイエットがどの程度効果的なのか知りたいと思うかもしれません。体重の減少や血糖値の改善など、フォシーガを使ったダイエットの結果や効果についての情報を求めることがあるでしょう。
フォシーガと食事制限: フォシーガを使用する場合、どのような食事制限が適切なのか知りたいと思うかもしれません。特定の食品や栄養素との相互作用、食事プランや摂取カロリーについての情報を求めることがあるでしょう。
フォシーガと運動: フォシーガを使用しながら運動を行う場合の効果や注意点について知りたいと思うかもしれません。フォシーガが運動に与える影響や、適切な運動量や種類についての情報を求めることがあるでしょう。
私のダイエットのまとめはこちらでも記録しています。
「メトホルミン ダイエット ブログ」という検索キーワードが気になる方は、おそらく、糖尿病治療薬として知られるメトホルミンが“痩せる薬”として注目されていることをご存知かと思います。私自身、医師の診断を受けて処方されたメトホルミンを服用し始めてから4年が経ちました。はじめは血糖値コントロールのための服用でしたが、服用を続ける中で、体重・体調・生活習慣に想像以上の変化が起きたことに気づきます。本記事では、4年間という長期スパンでのリアルな体験を元に、体重の推移、副作用の実感、生活への影響などを余すことなく記録しました。ダイエット目的でメトホルミンの情報を探している方、すでに服用を始めている方、または検討中の方にとって、有益なリアル情報になることを願っています。
メトホルミンを飲み始めた理由とその背景
糖尿病予備軍と診断された日のこと
今から4年前の健康診断で、私は医師から「糖尿病予備軍ですね」と告げられました。当時のHbA1cは6.3%、空腹時血糖値は105mg/dL。すぐに糖尿病というレベルではありませんでしたが、「このままだと確実に進行します」と言われたその日の帰り道、私は初めて“生活習慣病”という言葉の重さを痛感しました。
その時点で体重は72kg、身長160cm。BMIは28を超えており、完全に肥満体型。食生活は炭水化物中心で、毎朝コンビニのパンとカフェラテ、昼は外食、夜はビールとおつまみというパターンでした。運動習慣は皆無。階段を少し登るだけで息切れするような日常を過ごしていたのです。
たとえば、出張でスーツを着ようとした時、2年前に買ったパンツがウエストで止まらなくなっていたことがありました。そのときは笑い話で済ませていましたが、今考えればすでに体が悲鳴を上げていた証拠でした。
その診断が、自分の健康と真剣に向き合うきっかけとなり、メトホルミンという薬との出会いにつながっていきます。
医師から提案された“痩せる薬”メトホルミン
診断後に訪れた糖尿病専門の内科医から、私は「血糖コントロールの一環として、メトホルミンを服用してみませんか」と提案を受けました。その際に医師が言った一言が印象的でした。「メトホルミンには体重を減らす副次効果もあるんですよ」と。
正直、それまでメトホルミンという名前すら聞いたことがなく、薬で痩せるという発想にやや抵抗を感じたのも事実です。しかしながら、医師の説明によると、メトホルミンはインスリン抵抗性を改善し、肝臓での糖新生を抑える働きがあるとのこと。そして「糖が吸収されにくくなれば、結果として体重も落ちやすくなります」と丁寧に説明を受けました。
特に印象的だったのは、薬に依存させるのではなく「メトホルミンは生活習慣改善を補助するもの」として捉えている点です。つまり、食事制限や運動と組み合わせて使うことで、相乗効果が期待できると。
たとえば、同じ病院に通う40代女性が、半年間で5kgの減量に成功したという話も聞き、私も「試してみる価値はある」と思うようになりました。
このようにして、私は医師の指導のもと、1日500mgからメトホルミンの服用を開始しました。
最初に感じた副作用と不安
服用を始めた初日、夕方からお腹がゴロゴロと鳴り始めました。翌日には軽い下痢のような便が出て、「これが噂の副作用か」と思いながら様子を見ることに。医師からは「人によっては最初の1週間ほど胃腸に違和感が出ることがあります」と説明を受けていたため、慌てることはありませんでした。
ただし、予想以上にガスが溜まりやすくなったこと、通勤中に急にトイレに行きたくなったことはやや不安要素でした。たとえば、バス通勤の帰り道、急な腹痛で途中下車した経験は今でも忘れられません。
しかしながら、1週間〜10日ほどでその症状は徐々に軽くなり、2週間目にはほぼ気にならなくなっていました。これについても医師に報告したところ、「慣れてくれば副作用も落ち着いてきます」とのこと。
むしろ、便通が整ってきたことでお腹の張りや重だるさが軽減され、気持ち的にも前向きな変化を感じるようになりました。
したがって、服用初期には一時的な副作用があっても、過度に不安がらず医師と連携を取りながら経過を観察することが大切だと実感しました。次に、1年目で起きた体重の変化と、副作用の具体的なリアルについて詳しく綴っていきます。
1年目:体重の変化と副作用のリアル
開始3ヶ月での体重変化と食欲の変化
メトホルミンの服用を始めて3ヶ月が経過した頃、私の体重には明確な変化が現れ始めました。開始当初の体重は72kg。それが3ヶ月後には67.8kg、約4kg以上の減少という結果になったのです。特別なダイエットをしたという感覚はなく、メトホルミンを服用しつつ、医師に勧められた「朝食を抜かず、夜は炭水化物を控える」という基本的なアドバイスに従っていただけでした。
なぜここまで落ちたのかを考えたとき、まず実感したのは「空腹感のコントロールがしやすくなった」という点です。以前は昼食後にも甘いものが欲しくなり、午後3時にはお菓子が欠かせない毎日でした。ところが、メトホルミンを飲み始めてからは、血糖値の急上昇が抑えられているせいか、間食の欲求が自然と減っていきました。
たとえば、ある日会社で催された差し入れのお菓子タイム。以前の私なら真っ先に手を伸ばしていたはずですが、驚くほど食欲が湧かず、そのままスルーできたのです。その瞬間、「これは薬の効果かもしれない」と確信しました。
もちろん食欲がゼロになるわけではありません。ただし、食べすぎる前に「もういいかな」と思えるようになる。この些細な変化が、ダイエットの成功において非常に大きな要因になったと今では感じています。
便通改善とお腹の張りが消えた話
メトホルミンの服用を始めてから数週間、私が意外な変化として気づいたのが「便通の改善」でした。もともと私は慢性的な便秘気味で、3日に1度の排便ペースが当たり前でした。しかし、服用開始から1ヶ月後には、ほぼ毎日決まった時間にスムーズな排便があるようになりました。
この改善の理由は、メトホルミンが腸内環境に間接的な影響を与えている可能性があるからだと推測されます。実際、メトホルミンが腸内細菌の構成を変化させるという研究も出ており、善玉菌の比率が上がることで腸内フローラのバランスが整い、便通に良い影響を与えるのではないかと考えられています。
たとえば、以前は出社前に「今日は出るかな」と心配しながらトイレに入っていたのが、今では朝起きて10分以内に自然にトイレに行くリズムができました。これによってお腹の張りも解消され、ウエスト周りのもたつきがなくなり、体全体が軽く感じるようになりました。
便秘解消によるこの変化は、体重の数値以上に「快適さ」という意味で非常に大きなメリットでした。お通じが安定するだけで、姿勢や呼吸まで自然と整っていくのです。
低血糖に注意した1年目の教訓
一方で、メトホルミンを服用していると、稀に「低血糖」のような症状が出ることがあると医師から説明を受けていました。実際、私自身も1年目に2回ほど、軽い低血糖と思われる症状を経験しました。特に、昼食を遅らせてしまった日や、朝を抜いてしまった日の午後に、「急に手が震えるような感覚」「立ちくらみ」「冷や汗」が出たことがあったのです。
このような時、すぐにブドウ糖タブレットを摂取することで落ち着きましたが、「空腹のままでメトホルミンを飲むのは避けるべき」と学んだ重要な教訓でした。メトホルミン単体で重篤な低血糖を起こすことは少ないと言われていますが、食事とのバランスを崩すと体調に影響が出ることは間違いありません。
たとえば、忙しい朝にバナナ1本だけで済ませた日、午前中の会議中に気分が悪くなり、その後の予定をすべてキャンセルせざるを得なかったことがありました。この体験から、「薬に合わせて生活のリズムを整えることの大切さ」を痛感しました。
つまり、メトホルミンを安全に、かつ効果的に使い続けるには、規則正しい食事と無理のない運動の組み合わせが前提となります。では、次に迎える2年目・3年目に、私がどんな工夫を加え、どのように停滞期を乗り越えたのかをご紹介します。
2年目〜3年目:生活習慣と併用した工夫
ウォーキングと食事管理でさらに加速
メトホルミンの服用と基本的な生活改善で約5kgの減量に成功した1年目を経て、私は「このまま自然と痩せていくのでは」と少し油断していました。しかしながら、2年目の初めには体重の減少がゆるやかになり、あるタイミングからピタッと止まってしまったのです。いわゆる“停滞期”です。
そこで、私は「体を動かす」ということに本格的に取り組むことを決めました。特別な運動ではなく、まずはウォーキングから。朝の30分、音楽を聞きながら歩くだけで気分転換にもなり、気がつけば1日5,000〜7,000歩は自然に達成できるようになりました。
さらに、食事管理も本格的に見直しました。糖質の量を意識し、白米を雑穀米に変更。お菓子やジュースを控えめにし、代わりにゆで卵やナッツで小腹を満たすようにしました。ある管理栄養士が提案していた「1食20g以内の糖質を目安にする」というルールが非常に参考になりました。
たとえば、昼食にはコンビニでブランパン2個とゆで卵、野菜ジュースというメニューを選ぶようになりました。これが続けやすく、コストもかからないため、3ヶ月でさらに2kgの減量に成功。ウォーキングと軽い糖質制限を組み合わせただけですが、再び体重が動き始めたのです。
体重が停滞した時期にやったこと
2年目の終わりから3年目にかけて、私は体重が完全に停滞するという壁にぶつかりました。数値としては約65kg前後で固定され、何をしても減らない時期が半年以上続いたのです。食事も運動も継続していたため、原因がわからず、かなり焦りとストレスを感じていました。
そんな時、医師から「焦ってはいけない。体には“今の体重を維持しようとするホメオスタシス”があるからです」と言われ、納得しました。そこで私は、数値に一喜一憂するのをやめ、「体調の変化」や「見た目の変化」に目を向けるようにしました。
たとえば、数値は変わらないのにウエストが明らかに細くなっていたり、以前より階段の上り下りが楽になっていたりすることに気づいたのです。また、週に1回「プチ断食」を取り入れるようにしたところ、胃腸のリセット効果があったのか、体のむくみが取れて肌の調子まで良くなりました。
結果として、体重自体は半年後に再び動き始め、3年目の終わりには合計で10kgの減量に成功していました。数字に縛られず、自分の身体感覚に正直に向き合うことが、この時期に得られた最大の学びでした。
医師との定期診察で得られたアドバイス
メトホルミンの服用中は、3ヶ月に1回程度の定期診察が必要です。私もきちんと通院を続けており、その都度、血液検査や尿検査の結果を踏まえて、医師から食生活・運動・薬の量についてアドバイスを受けていました。
ある診察時に言われて特に印象的だったのは、「体重ばかりに目を向けず、血糖値や中性脂肪、肝機能の数値にも注目して」との助言でした。実際、体重は減っていなくても、HbA1cの値が5.8%から5.3%に改善されており、健康全体にとって良い変化が起きていることを可視化できました。
たとえば、「最近夜に甘いものを食べるクセが戻ってきていませんか?」と医師に指摘されたこともあります。驚くほど的確な指摘に、自分の生活習慣を客観視することができました。プロの視点でのモニタリングは、自己流のダイエットでは得られない価値があります。
また、「3年以上継続して体重を維持できている人は非常に少ない。それだけでも誇るべきこと」と励まされ、継続の大切さを改めて認識しました。そこで、次の4年目を迎えるにあたり、私はメトホルミンの“本当の価値”に気づくことになります。
4年目で感じた“本当の効果”とは
リバウンドしない身体に変わった実感
4年目に入ってまず最初に気づいたのは、「体重が戻らない」という事実でした。一般的にダイエットで減量に成功した後、1〜2年以内にリバウンドする人が多いといわれています。しかし私の場合、65kg前後で体重が安定し、増えることがなくなりました。
これは単なる薬の効果ではなく、生活全体が“太らない方向”にシフトしていたからだと感じています。メトホルミンをきっかけに、食事の選び方や運動の継続、睡眠の質まで意識するようになったことで、リバウンドしにくい身体へと変化していたのです。
たとえば、以前は休日になるとジャンクフードやコンビニ弁当を無意識に手に取っていましたが、今では自然と「野菜を多く」「糖質控えめ」を選ぶようになっています。これが習慣として定着したことが、何よりの成果です。
また、年に1回の健康診断では、医師から「血糖値もコレステロールも安定していますね」と評価され、生活習慣病のリスクが明らかに減っていることを実感しています。メトホルミンが単なる“痩せ薬”ではなく、生活全体を立て直す契機になったことが、この4年目で確信に変わりました。
服用をやめても体型が維持できる理由
実は、4年目の終盤に入ったタイミングで、医師から「数値も安定しているので、いったんメトホルミンの服用を中止してみましょうか」と提案されました。驚きと同時に少し不安もありましたが、医師の判断を信じて服用をストップすることにしました。
そこから3ヶ月経過しても、体重に大きな変化はなく、むしろ食欲や便通などのリズムがさらに整ってきた感覚があります。これは、4年間で培ってきた「習慣」が確立されていたからこそだと感じています。
たとえば、朝食を抜かず、昼夜の糖質量にメリハリをつける食事管理や、平日は1日5,000歩以上を意識するウォーキングなど、薬なしでも継続できる仕組みが自分の中に残っていたのです。加えて、週末の過ごし方も「動くことを前提」に計画するようになっていたため、エネルギー消費量が自然と高くなっていたのでしょう。
つまり、メトホルミンは“体質を変える薬”ではありませんが、“体質を変えるきっかけ”にはなり得ます。服用によって得られた体験を、生活の構造に落とし込めたからこそ、薬がなくても維持できる身体に近づいていけたのだと思います。
メトホルミンが習慣に与えた精神的影響
4年間を通して最も大きかったのは、「メトホルミンが“習慣を守る意識”を支えてくれた」という精神的効果です。薬を飲むという行為は、自己管理の象徴のようなものであり、それが「今日もちゃんと食事に気をつけよう」「今日は軽くでも歩こう」といった行動に自然と結びついていたのです。
たとえば、朝の服用時に一緒にコップ1杯の水を飲み、鏡で自分の顔色をチェックする。それだけでも「今日は体を大事にしよう」とスイッチが入る。こうした小さなルーティンの積み重ねが、生活の質を大きく向上させてくれました。
さらに、以前は「ダイエット=辛くて一時的なもの」という印象が強かったのですが、メトホルミンをきっかけに「継続すれば自然に痩せていく」という新たな価値観を持てるようになったのも大きな変化です。精神的に追い詰められることなく、自分をコントロールできている実感が、自信にもつながっていきました。
このように、薬そのものの効果だけでなく、「薬を使うことによる意識改革」こそが、4年間で得られた最も重要な成果だったと感じています。それでは、これからメトホルミンを検討している方に向けた、実践的なアドバイスと注意点をまとめていきます。
これから始める人へのアドバイスと注意点
メトホルミンは魔法の薬ではない
近年、SNSやブログなどで「メトホルミンで痩せた」という声が広がり、「飲むだけで体重が減る魔法の薬」のように捉えてしまう人が増えています。しかしながら、実際に4年間使用してきた私の結論としては、メトホルミンはあくまで「生活習慣改善をサポートする補助薬」であり、それ単体で劇的に痩せるような効果はありません。
たとえば、私の知人で、メトホルミンを処方されたものの食事や運動を一切見直さなかった人は、半年後も体重にほとんど変化が見られませんでした。むしろ、「食欲が落ちるらしいから」と安心して暴飲暴食を続けた結果、胃腸の不調だけが目立ち、痩せるどころかむくみが悪化したというケースもあります。
つまり、メトホルミンは、食事制限や運動、睡眠改善といった健康的な行動と組み合わせてこそ、その効果が最大化される薬です。副作用もゼロではないため、「楽して痩せられる薬」ではなく、「本気で体質を変えたい人にとっての後押しとなる薬」として捉える必要があります。
したがって、服用前に自分自身の生活を客観的に見直し、「この薬をどう活かすか」という視点で取り入れることが重要です。
必ず医師の指導のもとで使用するべき理由
メトホルミンは処方薬ですので、当然ながら市販で自由に購入できるものではありません。にもかかわらず、最近ではインターネット通販などを通じて個人輸入で手に入れる人も出てきています。これは非常に危険な行為です。
というのは、メトホルミンには使用上の注意点が複数存在し、特に腎機能が低下している方や、持病を抱えている方にとっては、重大な副作用を引き起こす可能性があるからです。たとえば、乳酸アシドーシスと呼ばれる非常に稀だが致命的な副作用があることも知られています。
また、メトホルミンは肝臓や腎臓にある程度の負担をかける薬であるため、定期的な血液検査によるモニタリングが欠かせません。医師の診断なしに継続使用することは、思わぬ体調悪化を招くリスクを伴います。
実際、私は服用開始前に腎機能(eGFR)や肝機能(AST、ALTなど)をチェックされましたし、その後も3ヶ月ごとに検査を受けてきました。これにより、安心して継続できたといえます。
したがって、ダイエット目的であっても、必ず医師の診断と処方に基づいて使用し、自分の体の状態をきちんと確認しながら使うことが最低限のルールです。
4年間を通して実感した“続ける力”の重要性
メトホルミンを通じて私が最も強く実感したのは、「結果を出すには、何よりも継続が大切」ということでした。薬はあくまできっかけであり、それを維持するのは自分の意志と習慣にかかっています。
たとえば、私自身も途中で何度も「今日は運動を休もう」「甘いものを食べてしまおう」と思った日がありました。しかし、そんな時でも薬を飲むことで「少しでも良い行動を積み重ねよう」と気持ちを切り替えることができたのです。
また、途中で体重が停滞した時期、他人と比べて焦った時期、服用をやめることを検討した時期もありました。けれども、「とにかく続けてみる」「データを見てから判断する」と自分に言い聞かせることで、4年間を通じてリバウンドなく体重と体調をキープすることができました。
すなわち、ダイエットも体質改善も、劇的な変化を求めすぎず、小さな努力を日々積み重ねる姿勢が最も大切なのです。では、最後にこれまでの内容をまとめてみましょう。
まとめ
メトホルミンという薬は、もともと糖尿病治療を目的とした医薬品ですが、その副次的な作用として体重の減少や食欲抑制効果があることから、近年では“痩せ薬”としても注目を集めるようになりました。しかしながら、4年間にわたってメトホルミンを服用してきた実体験から言えるのは、決してメトホルミンが「飲めば痩せる魔法の薬」ではないということです。
本記事では、糖尿病予備軍と診断された私が、医師の指導のもとでメトホルミンの服用を開始し、4年間にわたりどのような変化を感じたのかを、体重・体調・精神面の三方向からお伝えしました。初期の副作用を乗り越え、食事管理と運動を併用することで、体重は大きく減少し、最終的にはリバウンドしにくい身体と習慣を手に入れることができました。
特に、3年目以降に意識が“数字”から“習慣と感覚”に変わったこと、そして服用を中止した後も体型を維持できたことは、メトホルミンが単なる薬ではなく、生活そのものを見直すきっかけになったことを意味しています。
これからメトホルミンを検討している方に伝えたいのは、「始めるなら医師の診断を受け、計画的に」「結果を求めすぎず、続けることに価値を置く」という2つのポイントです。安全に使い、正しく活かすことで、メトホルミンはダイエットや体質改善において、強力なパートナーになり得ます。
体と向き合う習慣は一生ものです。短期的な効果に一喜一憂せず、自分自身の体質・生活に寄り添いながら、健やかな変化を楽しむことが何よりも大切だと、4年間の経験を通して強く感じました。